骨粗鬆症
高齢者コラム

骨粗鬆症の高齢者

寝たきりが負の連鎖に!

骨粗鬆症

高齢者の寝たきり問題家族にとってもケガをした本人にとっても寝たきりになるのは大変なことですよね。
骨粗鬆症の高齢者と寝たきりについてご紹介します。

寝たきりが筋肉量減少を起こす

筋肉量減少・骨粗鬆症が加速する寝たきり厚生労働省で行われている“国民生活基礎調査”において、寝たきりになり介護が必要になった原因には必ずといって良いほど「転倒・転落」がランクインしています。
転倒・転落の原因となるのは、骨の骨密度が低下したことによる骨粗鬆症が挙げられていますが、それだけではなく高齢になるに連れて下半身の筋力が低下するためでもありました。

転倒と骨粗鬆症の悪循環

私たち人の体は、加齢により筋肉がだんだんと縮み、体に付いている筋肉量は減っていきます。
体の筋肉が減少することで筋力の低下が起こり、生活動作などに支障をきたします。

高齢にみられる筋肉量の低下は下肢に顕著に現れ、下肢の筋力が衰えると歩行状態が悪くなり転倒を起こしやすくなります。
高齢者の転倒は大腿骨頚部などの骨折が多く、骨折が原因となり寝たきりになるケースも多くあります。
また、転倒などによる骨折で長期の安静をとっていると、次第に全身の身体機能が低下します。
体を動かす機会がなくなり、運動をしないために骨に負荷がかからず、さらに骨粗鬆症が進行するという傾向があります。

骨折や病気が起因して、ベッド上での長期安静や寝たきりにより起こる身体機能の低下や身体症状を廃用症候群と呼びます。
骨粗鬆症により転倒、入院し、長期安静(寝たきり)により廃用症候群となり、体を動かさないため骨密度は更に低下し、骨粗鬆症が進行するという悪循環が生まれてしまいます。

一生介護が必要に!?寝たきりが起こす廃用症候群

病気をしていない人でも活動して体を動かさないと筋肉は縮み、関節は固まってしまいます。
安静にしていることによる筋力の低下は、一週間ごとに二十パーセントずつ減少していくので、病気や骨折で長期安静となると身体機能の低下を招く廃用症候群の予防が必要となります。
高齢者においては数日間の安静や寝込んでしまっただけでも、廃用症候群となる可能性があります。

廃用症候群が心身へ与える影響

廃用症候群は、筋肉の萎縮や筋力低下、拘縮、骨の萎縮が見られ骨粗鬆症が進行するなどの運動器障害を引き起こします。
循環器への影響は、肺塞栓症や起立性低血圧、肺炎や浮腫、褥創などを起こします。

更には自律神経へも影響し、低体温症や抑うつ、睡眠障害や不眠などを引き起こすケースもあります。

廃用症候群の予防法

廃用症候群予防としては、歩行状態が悪かったりして歩行が難しい人でも、一日中横になっていることはせず、昼間はベッドや椅子に腰を掛け、座位をとることが大事です。
また、医療機関などで手足などの機能訓練を受けることに効果があるとされています。
24時間安静にしていたことによって低下した筋力を取り戻すには約1週間かかり、1週間の安静よって起きた筋力低下を戻すには約1ヶ月ほどの時間を要すると言われています。

高齢者が廃用症候群を一度起こすと、廃用症候群により起こる身体症状などから、活動することが更に減少し、廃用症候群の進行を促進するという負の連鎖にハマってしまいます。
廃用症候群を予防するためには、家族が全てをやってしまうのではなく、出来ることは本人にしてもらうことが大切です。

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