骨粗鬆症
圧迫骨折骨粗鬆症と関係する疾患

圧迫骨折

次に起こる骨折リスクが高まる!?圧迫骨折の危険性

骨粗鬆症

高齢者に多い圧迫骨折とは高齢になると骨の強度が衰え、骨折を起こしやすくなります。
特に見られるのが脊椎・椎体の圧迫骨折だというのです。

高齢者にみられる圧迫骨折についてご紹介します。

治癒には時間が必要!高齢者の圧迫骨折

圧迫骨折の症状と治療法高齢者が骨折した場合、骨折部位の治癒速度が若い人に比べて遅く、治りにくいそうです。
高齢になると子供が骨を折ったケースとは違い、リモデリング(自家矯正能力といって、骨を生理的に適する形態に新たに作っていく能力)が低下しているため、治癒するのに長期に及ぶ時間が必要となります。

血液の循環量が乏しい部位(大腿骨頸部など)の骨折では更に時間を要することによります。

脊椎・椎体に起きる圧迫骨折

中腰の姿勢や重たいものを持ったりすると、力が集中する重点が胸椎から腰椎の移行部に移り、骨粗鬆症が起因して椎体圧迫骨折が起こる場合があります。
また、尻もち等で外力が集まった部位の椎体が圧迫により潰れ、楔形のようになることがあります。
圧迫骨折の危険性は、一度圧迫骨折が生じると次に骨折を起こす危険性は数倍にもなると言われているところです。

症状

骨粗鬆症が原因により骨が脆くなって圧迫骨折が起きる場合は、軽度の力が椎体に加わっただけで骨折することが多く、軽い痛みを感じることがあります。
尻もちなどの外部から強い力が加わったことが明らかな骨折は、骨折部位に痛みを感じます。
また、外から力や圧が加わらなくても、椎体に圧迫骨折を起こすケースもあります。

脊椎・椎体に一箇所ではなく、数箇所の圧迫骨折が起きると身長が縮んだり、背中は円背という丸くなった状態になります。
円背になると歩行状態に影響が現れます。
骨折したことで体の均衡が崩れるので、転倒や骨折を起こしやすくなります。
内臓や肺が圧迫され、逆流性食道炎を発症するきっかけにもなります。
背骨の後面には脊髄という中枢神経があり、脊髄が障害されると排尿障害などが出現します。

圧迫骨折により生活動作や活動領域も狭まり、筋力や骨密度の低下を招きます。
その結果、続発性骨折を生じやすくなったり、圧迫骨折による寝たきりになりやすいと言われています。

治療

圧迫骨折をしているということがハッキリしていても、背骨は体内にあり、背骨の中には神経が通っているため外科治療は危ないとされ、保存療法が広く行われていました。
しかし今では保存療法の他、外科治療も確立されてきています。

骨粗鬆症が起因したことにより起こった圧迫骨折で、下肢に麻痺や疼痛などの神経症状がなければ、数週間の安静で疼痛は軽快していきます。
骨折の状態が軽度であればコルセットで腰部を固定し、前かがみになる等の姿勢は禁じられます。

圧迫骨折を起こしたのが高齢者であれば、ベッド上での長期間安静は呼吸器や泌尿器の感染症を誘発したり、認知症になってしまう可能性があります。
また、床上安静で過ごしていると下肢の筋力が急激に低下し、自立歩行が困難になることがあります。
自分で立ったり、歩行できるまでには長い時間とリハビリを要することがあります。
これらから考えられるように、骨折が起こった場合、疼痛がいくらか改善されたら、一日でも早いリハビリや歩行訓練を始めるのが良いでしょう。

【骨粗しょう症ゼミ】コンテンツ分類
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  • 【骨粗鬆症の検査/治療・予防/対策】病院での診断・治療・自宅でもできる食事・運動療法などの生活改善
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  • 【コラム】骨粗鬆症と牛乳・骨密度・女性ホルモン・年齢や入院との関係
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